ポルノとエロス。

2月 26, 2009 · Posted in お知らせ, 日々雑記 · 2 Comments 

明日(金曜日)、東京です。
新宿の「MARZ」にて行われる「ビッグポルノ〜ニューイヤーコンサート2009〜」に、メンバーとして出演します。お時間のある方は、ぜひお立ち寄り下さい。

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「ビッグポルノ〜ニューイヤーコンサート2009〜」
開場19:00  開演19:30
料金・前売3000円、当日3500円(1ドリンク付き/整理番号付きオールスタンディング)
出演:ビッグポルノ(小籔千豊、レイザーラモン)、宇都宮まき 
ゲスト・野性爆弾、ピース
新宿MARZ(HP):
新宿区歌舞伎町2−45−1 第一トキワビルB1F
TEL.03-3202-8248
よろしく。

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写真は、住之江区で通りがかりに見つけた「喫茶&パブ エロス」。
ド直球すぎて、普通なら「逆に思いつきもしない」この店名は、おそらく開店当初の「パブ的な」要素から名付けられたのではないかと思う。
パブ営業に主眼をあて、その余力で昼のあいだは喫茶でもやろか、と。
こういう店は時々あって(大阪だけか?)、夕方6時前後にコーヒーを飲みに入ると、店内がやたらバタバタしてて店内照明が不自然に調整されたり、オバハンがせっせと観葉植物を移動させたり、チカチカしたセコいパーティグッズのようなライトを持ち出したりと、せわしない。
落ち着かぬまま、コーヒーを飲み終えて店を出ようとすると、さっきまで眠たい顔をしてカウンターで肘をついて14型テレビで「Newsゆう」を観てたエプロン姿のオバハンが、ちょっと目を離したスキに、さもあたりまえのように戸川昌子ばりのラメのドレスに着替え、片方500グラムぐらいありそうな巨大なイヤリングを、モルタルのような厚化粧の両側にブラさげて、「ありがとうございました」とレジに小走りで近寄ってきたりする。
昼間客がまだコーヒーを飲んでいるにも関わらず、店およびババアは、すでにナイト・バージョンにすり替わっておるのである。
おそらくこの「喫茶&パブ エロス」も、当初は、そういった「二毛作(昼と夜の)」を企んでのことだったはずだ。
しかし。
店の横にまわってみると、もうひとつこの店の看板があった。
これである。

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・・・朝定食!?
画像では見にくいかもしれないが、店名「エロス」の上部に「朝定食の」文字が!
「朝定食 エロス」て。
なんで「エロス」残しやねん・・・。
この店の地元・住之江地区でのネームバリューは知らんが、ここまでやるのなら店名との営業実態の違和感を、なんらかのカタチで是正したいところである。
パブ→喫茶→朝定食、と活動時間帯をクロスフェードしているのにも関わらず、店名「エロス」だけはガッチリ固定。
当初の経営ビジョンからは、相当な乖離があるものと思われる。
にしても、朝定食。
その日の食が、「エロス」で始まることなどあり得るのだろうか。
近所のオッサンが、寝間着同然で立ち寄って、スポーツ新聞を眺めながら、鮭と海苔と味噌汁を食う。
各テーブルのあいだをせわしなく動き、やかんでお茶を注いでまわる三角巾姿のオバハン・・・しかし、店名は「エロス」・・・。
なぜこうなってしまったのか。
推測としては、経営者(ママ?)が高齢化し、生活パターンが「夜型」から「朝型」に移行したのではないか、という説(完全なる憶測)もある。
いや、単純に、名前を付け替えるのが面倒臭いのだろうか。
NTT電話帳へもっかい登録し直さなならんし、駅前看板地図の表記も変えんならん。
店の客たちは、どうせ古い店名で呼び続けるやろし、電話に出る時もどっちで出たらええか分からん。
なにより新しい店名を考えるのは、じゃんくさい。
・・・おそらく、こんな感じで、奇跡の「朝定食 エロス」が誕生したのではないか、と思う。
なにしろ、オレはこの店の前を通りがかっただけなので、200パー憶測であるが。
この経営者が老後、子供相手の駄菓子屋を企まぬことを願うばかりだ。

神の啓示あるいは

2月 20, 2009 · Posted in 日々雑記 · 3 Comments 

大阪・島之内。
夜道に光る掲示板の前に、台車を引いたホームレスのオッサンが立ち止まっていた。
島之内教会の前には、他の寺社仏閣にもよく見られる、宗教者直筆のメッセージめいた毛筆の書が、定期的にアップデートされてガラスの入った掲示板に貼り出され、その蛍光灯の光が暗い夜の路面をぼんやりと青白く照らしていた。
台車に布団と鍋をくくり付け、その上に一匹の猫を乗せ、黒ずんだドテラを着込んだそのオッサンは、しばらく島之内教会の掲示板の前で立ち止まっていた。
オレは道の反対側を歩いていたが、掲示板を見ていたそのオッサンはオレの足音に気づいたのか、オレのほうをチラと見て、照れ笑いのような笑みを浮かべながら何度か首をかしげ、そのままキュルキュルと猫を乗せた台車を押してどこかへ行ってしまった。
オレに向けられた、あのオッサンの表情は何だったのか、あの照れ笑いとも諦観の念ともとれる皺だらけの笑顔は、どういう意味やろかと不思議に思った。
寒空の下、台車をキュルキュル押しながら、教会の掲示板に書かれた主イエス・キリストの「神の啓示」にふと目をやり、オッサンは何を感じ、何を思ったのだろう。
オレは、教会牧師が直筆で書いたであろう、またホームレスのオッサンに何らかの浄化作用を与えたかもしれない、そのメッセージを見たくなって、思わず道の反対側の教会の前に近寄ってみた。
・・・うそん。

christ

ダ・・・ダジャレ!?
オッサン、完全に「苦笑い」やったんやな・・・。

エディトリアルデザインの最高峰

2月 14, 2009 · Posted in 日々雑記 · 9 Comments 

ageha1このブログを読んでくれとる人の中で、雑誌『小悪魔ageha』の読者はどれぐらいいるだろうか。
紙質の良い、オシャレなデザイン雑誌を訳知り顔で読んでおる場合ではない。
『小悪魔ageha』は、平たく言えば大阪ミナミの宗右衛門町あたりのキャバ嬢をはじめとする、いわゆるウォータービジネス系女子に絶大な支持を誇る雑誌で、その分野限定的な特殊メイクやファッションなど、彼女たちの日々の武器ともいえる「見た目」の手本になっているだけでなく、ライフスタイル、さらには思想においても、毎号強烈なアティチュードを提示し続けている。
そのキラキラのひたすら読みづらいデコ文字、2次元と3次元の中間調を醸し出す、レタッチにもほどがあるモデル写真、そして特集は、「かぶせのアップ」、「スジ入りMIX巻の滝流し」、「夜職の浴衣デーはお姫様か花魁が人気」など、門外漢にはにわかに意味の分からない専門用語が並ぶ。
中には、「普通の花火大会は、普通の浴衣が人気です」と、「・・・なんでこれを表紙にデカデカと書く必要があるんや!?」という価値逆転のキャッチコピー躍っていたりして、その閉鎖的なシーンの「逆に」感が見てとれる。
特集以外も、シングルママの座談会「シンママ同盟」や、「姉御がマジメに答える、お悩み相談」など、オリジナリティ溢れすぎのコンテンツで、とくに「お悩み相談」では、「Q:夜中にタバコが切れちゃった。どうしよう?」との読者ギャル(a.k.a 『age嬢』)からの「真剣な悩み」に、「A:エアコンの上に、一箱隠しておくといいよ」と、バイト先の昼休みのようなQ&Aが、わざわざ画像付き(エアコンの上にタバコの箱が少し見切れている写真)で紹介されていたりと、毎回ド肝を抜かれる企画が目白押しである。
そんな、キャバ嬢たちを煽動し続けてきた雑誌『小悪魔ageha』であるが、昨夏あたりからその様相は「見た目」から「内面」へと移行していく。
当初の巻頭特集は、「巻き髪!デカ目!」や「細く!細く!!細く!!!とにかく細く!!!」など、あくまで見た目にこだわっていたのに対し、最近の特集は「病んだっていいじゃない」、「私たちの黒い闇」といった、キャバ嬢たちの心の深淵をえぐり出すような内容で、彼氏のDVや幼少期のトラウマに苦しむ女子たちの体験談がズラリと列挙されている。しかしレイアウトは、あくまでもキラキラでモヤモヤでピカピカのままである。
そして今号にいたっては、「生まれたときから日本はこんな感じで、今さら不況だからどうとか言われてもよくわからない」というキャッチコピー(長っが!)が、表紙に大書されているのだ。
こんな先鋭的な雑誌が、普通のコンビニの書棚に並んでいること自体が、まったくミラクルである。
世界のエディトリアルデザインの中でも、この『小悪魔ageha』は、先鋭的という意味では最右翼に位置するだろう。
その独自性と、レベルメーターの振り切り方においては、VOGUEもFIGAROも『小悪魔ageha』の前では霞んでしまうのである。
今や世界にプレゼンテーションできる、日本独自の土着文化は、「ヴィジュアル系(およびホスト系)」と、この「キャバ嬢文化」ぐらいではないか。
そして今号、『小悪魔ageha』誌面において、驚愕の見開きを見つけてしまった・・・。
これである。

ageha2

・・・すごすぎ。
まるで、ブルー・オイスター・カルトのアルバム「呪われた炎」を彷彿させる誌面。
これは『小悪魔ageha』の終極か、あらたな位相へのマイルストーンか。
まだまだ注目の雑誌である。
コンビニで一回、立ち読みでもしてください。
なかなかの圧巻です。
※下の写真は、元ネタ(と、勝手に僕が思っている)ブルー・オイスター・カルト「呪われた炎」

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